CICA(ツボクサエキス)とは?肌荒れ・バリアケアの人気成分を解説

整肌 バリア強化 保湿 抗酸化

英語名: Centella Asiatica Extract

評価: 優秀

分類: 植物エキス、抗酸化成分

ひと目でわかるポイント

  • ツボクサ由来のトリテルペン(アシアチコシド、マデカッソシドなど)が肌を健やかに整えるのをサポートします。
  • 肌荒れを防ぎ、赤みや肌の不調を落ち着かせる抗酸化作用に優れています。
  • 真皮層のコラーゲン産生をサポートし、肌のキメを整える研究データが豊富です。
  • 乾燥による小じわの原因となる糖化反応(AGEs)を防ぐ可能性が示唆されています。
  • 敏感肌でも使用しやすく、バリア機能を整える成分です。

こんな肌悩みにおすすめ

  • 肌荒れ・赤みが気になる方: 過度な摩擦や紫外線、環境ストレスによりダメージを受けた肌を落ち着かせ、肌荒れを防ぐサポートをします。特に肌のコンディションを整えるケアに期待が持てます。
  • バリア機能が乱れ、乾燥が気になる方: 角質層の水分保持能力を高め、外部刺激から肌を守る「壁」を強化することで、内側からの潤いを維持しやすくします。
  • エイジングサイン(たるみ・小じわ)が気になる方: 皮膚の弾力に関わるコラーゲンやエラスチンの産生をサポートするため、加齢により衰えた肌のハリを支えるエイジングケアとして役立つです。

臨床データ

📊 臨床エビデンス

乾燥が気になる方を対象とした研究では、ツボクサエキスの経口および経皮投与により、乾燥による肌荒れを防ぎ、肌の水分量を保つことが確認されました。これは、糖化最終産物(AGEs)や酸化ストレスを整える作用によるものと考えられています。

Acta Pharmaceutica, 2016 (n=抽出試料)

ツボクサエキス中の主要トリテルペン含有量

Madecassoside
1.02%
Asiaticoside
0.25%
Madecassic acid
0.54%
配合濃度の目安 期待できる主な効果
〜 1% 肌を落ち着かせる、保湿、予防的なバリアケア
1% 〜 5% 肌荒れ後のコンディションサポート、コラーゲンの産生をサポート
5% 〜 10% しっかりとした保湿サポート(※製品による)

▶ 科学的背景を詳しく見る

ツボクサ(Centella Asiatica)の有用性は、主にアシアチコシド、マデカッソシド、アシアチック酸、マデカッシック酸という4つのトリテルペン類によります。特にマデカッソシドは、抗酸化作用と肌荒れを防ぐ作用を持ち、肌のキメを整えることが知られています。

📊 研究知見

2026年の研究では、マデカッソシドがUVB(紫外線B波)照射によって引き起こされるケラチノサイトの損傷から皮膚を保護し、肌を健やかに整えることが確認されています。これは、酸化ストレスの軽減と肌荒れを防ぐことによるものです。

また、2020年の研究では、ツボクサエキスを配合したヒドロゲルパッチが敏感になった状態のモデルにおいて優れた肌荒れを防ぐ効果を示したことが報告されています。このように、ツボクサエキスは単なる保湿成分にとどまらず、肌の健やかさを保つためのシステムに働きかける成分です。さらに、最近の研究ではエイジングケアの観点から、糖化反応(AGEsの生成)を防ぐ「抗糖化作用」も注目されており、肌の黄ぐすみや弾力低下の対策としても期待されています。

▶ エビデンスに基づく使い方

ツボクサエキスは一般的に刺激性が低く、朝晩のスキンケアのどちらでも使用可能です。特に肌荒れが気になる時期や、ピーリングやレチノールなどの刺激的なケアを行う前後のコンディショニングとしての使用が推奨されます。研究では、数週間から数ヶ月の継続使用によってバリア機能が整えられることが報告されているため、継続的なケアが重要です。

⚠ 使用上の注意

植物由来成分のため、稀にアレルギー反応を示す場合があります。初めて使用する際は、パッチテストを行うことを推奨します。また、肌荒れが気になる部分や極端に敏感になっている部位への直接塗布は避けてください。

相乗効果を高めるためには、保湿成分であるセラミドやヒアルロン酸、また肌荒れを防ぐ作用のあるパンテノールとの併用が有効です。一方で、pHが極端に酸性またはアルカリ性に傾いた製品と同時に使用すると、有効成分の安定性が損なわれる可能性があるため、製品の使用順序には注意が必要です。

併用成分 相性・期待できる効果
セラミド NP バリア機能の相乗的な強化(推奨)
パンテノール 肌を落ち着かせる・保湿効果のアップ(推奨)
高濃度ビタミンC 刺激感を強める可能性あり(要注意)
▶ FILLTHEFRAMEでの活用

💡 FILLTHEFRAME処方ポイント

FILLTHEFRAMEでは、単なるエキスではなく、精製度を高めたTECA(ティーカ)成分を中心に処方設計を行っています。特に「LHA 1% Daily Serum」では、毛穴ケア成分と組み合わせることで、角質ケア後の肌のコンディションを整え、肌の不調を防ぐ役割を担っています。

私たちの研究チームは、ツボクサエキスの有用性を最大化するために、抽出方法や安定化技術にこだわっています。特に、TECA(チクスされたツボクサエキス)は、不安定になりやすい有効成分を安定して配合するために採用された技術です。これにより、製品の品質を保ちつつ、肌に浸透しアプローチすることを可能にしています。敏感肌の方でも安心して毎日使用でき、肌の土台を整えるための大切な成分として、多くの処方に採用されています。


関連成分

  • マデカッソシド しっかり保湿 - ツボクサエキスの主成分の一つで、特に抗酸化と肌を健やかに整える効果を持つ。
  • パンテノール 保湿 - ビタミンB5誘導体で、ツボクサと併用することでバリア機能を整えるのを助ける。
  • アラントイン 肌を落ち着かせる - コムギ胚芽など由来の成分で、肌荒れを防ぎ、肌の調子を整えるのをサポートする。

参考文献

  1. Acta Pharmaceutica, 2016, "Evaluation of the topical spray containing Centella asiatica extract and its efficacy on excision wounds in rats"
  2. Evidence-based Complementary and Alternative Medicine : eCAM, 2020, "Oral and Topical Centella asiatica in Type 2 Diabetes Mellitus Patients with Dry Skin: A Three-Arm Prospective Randomized Double-Blind Controlled Trial"
  3. Allergy, Asthma & Immunology Research, 2019, "Combination Effect of Titrated Extract of Centella asiatica and Astaxanthin in a Mouse Model of Phthalic Anhydride-Induced Atopic Dermatitis"
  4. Applied Sciences, 2020, "Development of a Natural Matrix Hybrid Hydrogel Patch and Evaluation of Its Efficacy against Atopic Dermatitis"
  5. Phytotherapy research : PTR, 2014, "Centella asiatica in dermatology: an overview." [PMID:24399761]
  6. Nutrients, 2020, "Inhibitory Effect of Centella asiatica Extract on DNCB-Induced Atopic Dermatitis in HaCaT Cells and BALB/c Mice." [PMID:32033291]
  7. Indian journal of pharmaceutical sciences, 2016, "Moisturizing and Antiinflammatory Properties of Cosmetic Formulations Containing Centella asiatica Extract." [PMID:27168678]
  8. Journal of biomedical materials research. Part A, 2023, "Centella asiatica extract-SiO(2) nanocomposite: More than a drug-delivery system for skin protection from oxidative damage." [PMID:36278820]
  9. Journal of cosmetic dermatology, 2025, "The Effectiveness and Safety of a Skin Care Product With Centella asiatica Leaf Extract, Ceramide NP, and Panthenol in Subjects With Sensitive Skin: A Prospective, Observational Study." [PMID:40682399]
  10. International journal of molecular sciences, 2025, "In Vitro Characterization of Centella asiatica Extracellular Vesicles and Their Skin Repair Effects in a UVB-Irradiated Mouse Model." [PMID:41009551]
  11. Tissue barriers, 2026, "Centella asiatica phytochemical Madecassoside enhances skin wound healing and protects against UVB-induced keratinocyte damage." [PMID:40667819]

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